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Wildlife & Ecosystems

絶滅の恐れのあるタイのワイルドドッグ(ドール)の調査

野生生物保護区内で絶滅の危機に瀕しているドールの謎を研究者と一緒に解明してください。


The facts

調査の重要性

Why the research is important

While dholes have long been present inside several protected areas in Thailand, there is little to no research focusing directly on this species.

タイで研究者と野生生物管理官が絶滅の危機にあるドールをうまく保護するためには、ドールと餌動物をよく知る必要があります。

Dhole

Scientists aim to shift public perceptions of dholes to help ensure a secure future for this species.

タイでは、多くの人がドールの頭数が多過ぎると信じています。ドールは群れで狩りをするので、人々がドールを見かける時には、一度に20頭も目撃することになります。彼らの狩りは本質的に組織的で容赦がありません。群れで獲物を追いかけ、時には水の中に追い込んで動きを鈍らせてから襲いかかります。ドールが自分の何倍もの大きさの動物(トラも含む)を倒すのを見たという人々もいます。公園近くでシカの不法な密猟行為が報告されているにもかかわらず、地域のシカの数が減ったのもワイルドドッグのせいにされています(シカは保護区の代表的な餌動物の1種です)。政府関係者がシカの個体数を守るためにドールの排除を提案したこともありました。

本プロジェクトの目標はドールと餌動物に関する生物学的情報、すなわち国際的な野生生物保護計画の立案に欠かせない知識を得ることです。研究者は自動撮影カメラや無線遠隔測定器を使う個体や群れのモニタリング調査によって、ドールの生態系における特性と生息環境の質に関する徹底した評価の作成を目指しています。さらに保護管理計画を立て、行政と密接に連携しながら活動することで、一般の人が持つドールのイメージを変え、ドールの安全な未来の確保に役立てようと考えています。

国際自然保護連合のレッドリストによれば、野生で生き残っているドールの繁殖個体は949~2,215頭です。ドールの学名はクオン・アルピヌス(Cuon alpinus)です。クオン属にはドールただ1種しか属していません。もしドールを失えば、私たちは進化上の1つの属全体を失ってしまうのです。

調査地

Huai Kha Khaeng Wildlife Sanctuary, Uthai Thani Province or Khao Yai National Park, Thailand, Asia

フィールドの日課

Itinerary

This is a summary:

ACTIVITY LEVEL

MODERATE

研究者

Discussing research

Dr. Ronglarp Sukmasuang has more than 20 years of experience in forest ecology and wildlife research.

MEET THE LEAD SCIENTIST

Ronglarp
Sukmasuang
Associate Professor of Forestry, Kasetsart University in Thailand

ABOUT Ronglarp Sukmasuang

ロングラープ・スクマスァング博士はタイのカセサート大学、森林学部の准教授です。博士は森林生態系と野生生物調査の分野で20年以上の経験があります。

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