教師を海外調査へボランティアとして派遣する活動
教師みずからの体験が子どもたちに感動を与えた
17年間で168名からの熱い報告
世界各地のフィールドで体験
子どもたちと感動を分かち合う

「花王・教員フェローシップ」 17年間の軌跡

「花王・教員フェローシップ」プログラム参加の成果は 17年の間に多様な形で現れています。

概要

花王株式会社とアースウォッチ・ジャパンは、2003年から小・中学校の先生方を海外調査プログラムへボランティアとして派遣する活動を実施してまいりました。

先生方みずからが自然体験・科学調査体験をすることによって得られたものを教育実践に反映して、子どもたちが実のある環境教育を受けられるようになることを目的としたこの活動を、17年間継続。世界各地で実施された84の調査プログラムに合計168名の教員が参加しました。教師のリアルな体験に目を輝かせて聞き入る子どもたちの様子や、手作りの教材を使って擬似体験をさせたり、派遣先からスカイプでリモート授業を行なった等の報告をたくさんいただきました。

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成果

ここでは、教員フェローとして参加された方の中から10名に登場いただき、それぞれの観点からプログラムの成果を語っていただきます。参加したフィールドでの調査から発展して、どのように現場の教育で活かしたのか、周囲へ与えた影響にはどのようなものがあったのか、また、個人としてより深く環境教育に関わることになった方などの生の声をお届けします。

帰国後の授業をきっかけに、校内に環境委員会を設置した、参加教員のネットワークで相互に出前授業を実施した、環境探究学研究会を立ち上げた、など「花王・教員フェローシップ」プログラム参加の成果は 17年の間に多様な形で現れています。

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実践事例

野外調査のフィールドで教師が体験した事柄を具体的にはどのように生徒達に伝えることができるのでしょう?帰国後の体験報告や、その後のさらなる発展でクリエイティブでオリジナリティあふれる素材がたくさん寄せられました。

体験をもとに絵本を出版された方がいます。自身が撮影した映像や写真をふんだんに盛り込んで対話型のデジタルブックを作成した方がいます。花王・教員フェローシップへの参加がきっかけとなり、環境教育を身近な事象から解いて伝えるべく皆さんが工夫を凝らして作成された素材があります。ここでご紹介するものは、作成者の許可を得て多くの方に使っていただきたい教材や、指導計画、ワークシートなどです。

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