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Wildlife & Ecosystems

アイスランドのシャチと餌動物

アイスランドでシャチの採餌行動を調査すれば、研究者は本種に対する潜在的脅威をもっと良く理解できるようになります。


The facts

調査の重要性

Why the research is important

This is the first long-term study to look at the diet of killer whales in Iceland as an indicator of their overall health and survival.

気候変動や環境汚染、餌の魚を巡る漁業関係者との争いなど、シャチは数多くの脅威に直面しています。研究者がアイスランドのシャチの脆弱性を良く理解するには、シャチの食習慣と行動に関するデータを得る必要があります。

Chimpanzee

The data collected will enable scientists to quantify the level of pollutants in killer whales’ bodies, understand their diets, and record their genetic material.

1960年代、北大西洋(アイスランドとノルウェー近海)のニシンは乱獲によって絶滅寸前に追い込まれていました。当時、ニシンを食べ、漁網にも損害を与えると伝えられたシャチの群れと漁師との間に争いが起きました。現在、この海域のニシンはアイスランド政府によって入念に管理され、ニシンを食料にしているシャチの群れと漁業で生計を立てている漁師との間の争いは、ほとんど起きていません。

しかし、シャチは自分たちの食料に関わる別の脅威に直面しています。一例を挙げると、シャチは食物連鎖の上位種である海洋哺乳類やタラを食べていますが、これらの生物は体内により多くの汚染物質を蓄積していると考えられ、それらを捕食するシャチの繁殖率や仔の生存率にも影響を与える可能性があります。

このプロジェクトは、シャチという種に対する潜在的な脅威を解明する調査で彼らの食習慣を評価する、アイスランドで初めての機会です。この調査では、異なるシャチの群れが食べている餌のタイプの観察結果だけでなく、皮膚と脂肪組織の小型標本を採取してデータを収集します。このようなデータがあれば、研究者はシャチの体内の汚染レベルを数値化し、彼らの食習慣を理解し、遺伝物質を記録することができます。

また、シャチの個体群に対する脅威を解明することで、シャチのような動物たちの保護を推進する政策の立案に協力することもできます。

調査地

Vestmannaeyjar, Iceland, Iceland, Europe & Russia

フィールドの日課

Itinerary

This is a summary:

研究者

MEET THE LEAD SCIENTIST

Filipa
Samarra
Lead Investigator of the Icelandic Orca Project

ABOUT Filipa Samarra

フィリパ・サマラ博士は“アイスランドのオルカ”プロジェクトの主任研究者です。博士は数年にわたるシャチ 調査の経験があり、市民科学の力を大量のデータ収集に生かして、この重要な最強の捕食動物を理解し、 最終的に保護に結び付けるプロジェクトの実施に心を躍らせています。

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