気候変動

温暖化と沿岸生態系 千葉

Supported by:BNPパリバグループ


温暖化と沿岸生態系 千葉
Rocky Shore of Chiba

温帯域の沿岸に見られる生態系、たとえば海草藻場(アマモ場)や岩礁潮間帯(磯)は、熱帯のサンゴ礁やマングローブなどと同様に、生産性が高く、さまざまな動植物の生息の場所として、沿岸環境で重要な役割を担っていると考えられます。
しかし沿岸における人間の経済活動の拡大に伴い、その分布面積の減少や機能の劣化が心配されています。私たちは、この重要な沿岸生態系を保全するために、生物群集の構成や変動様式と、さまざまな環境要因の関係を明らかにするための、広域・長期的な研究に取り組みます。
海洋生態系は陸上生態系よりはるかに多様な生物が観察されます。私たちの調査においては、海草、海藻類、イソギンチャク、ゴカイ、コケムシ、巻貝類、二枚貝類、フジツボ、棘皮動物など、一般の人が日ごろ目にすることができないさまざまな生物を間近に観察できます。
更に、これらの生物間のつながり、環境要因との関連性を明らかにしていくことで、生物の多様性が非常に複雑な相互関係で成り立っていることが理解できるでしょう。
更に、近年進行する地球温暖化に代表される環境変動が、沿岸生物群集の変化を通じて沿岸生態系にどのような変化を与えるかについて予測することにより、今後の人間活動を含めた野外生態系のあり方を考える機会になればと考えています。

概要

研究分担金

11,000円
(宿泊費・2日の夕食・2日と3日の朝食と昼食を含む。交通費は別途自己負担)

募集人数

最少3人
最大8人
(定員になり次第締め切り)

調査地域

千葉県安房小湊の海岸

現地調査日

2016年
7月1日夜~7月3日
[2泊3日]

宿泊施設

千葉大学海洋バイオシステム研究センター
千葉県鴨川市内浦1

ボランティアの役割

ボランティアの作業
この調査は、日本列島太平洋沿岸に設置した調査地(合計150調査区)で、磯に生息する海藻類やフジツボ、イガイなどの固着動物群集、巻貝などの移動性動物群集の長期的な変化を追跡しています。今回は、そのうちの1つである千葉県の海岸域の磯調査に関連した以下作業を行います

[生物調査]
ボランティアは、研究者とペアを組んで、研究者が読み上げる種名を記録する作業を手伝います。海藻類やそのほかの生物の種名と被度・密度を記録したり、デジタルカメラによる撮影記録も手伝います。

[環境調査]
水温、気温、岩温、波の高さなど沿岸の基本的な環境条件に関して現地での実測を行います。

その他、野外調査終了後に研究拠点となる臨海実験施設でデータのコンピュータへの入力、デジタルカメラ画像の整理などを必要に応じて行います。

研究者の紹介

仲岡 雅裕先生(なかおか まさひろ)
北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 厚岸臨海実験所 教授

ABOUT

研究分野は、海洋生態学、特に沿岸生態系の生物多様性の研究

注意事項

  • 当日の現地までの交通手段と現地到着時間は、調査開始10日前までに事務局にお知らせください。
  • 調査開始10日前で募集最少人数に満たない場合は、開催を中止することがありますので、ご了承ください。
  • 申し込みされた方には中止が決定され次第、ご案内いたします。
  • アースウォッチの国内プログラムはボランティア傷害保険に加入しています。
  • アースウォッチのプログラムはカーボンオフセットを行っています。