気候変動

魚のゆりかご 東京湾のアマモ

Supported by:BNPパリバ・グループ


魚のゆりかご 東京湾のアマモ
Seagrass of Tokyo Bay

温帯域の沿岸に見られる海草藻場(アマモ場)は、熱帯のサンゴ礁やマングローブなどと同様に、生産性が高く、さまざまな動植物の生息の場所として、沿岸環境で重要な役割を担っていると考えられます。しかし沿岸における人間の経済活動の拡大に伴い、その分布面積の減少や機能の劣化が心配されています。
私たちは、この重要な沿岸生態系を保全するために、生物群集の構成や変動様式と、さまざまな環境要因の関係を明らかにするための、広域・長期的な研究に取り組みます。海洋生態系は陸上生態系よりはるかに多様な生物が観察されます。私たちの調査では、アマモ・コアマモなどの海草やムラサキイガイなどの二枚貝類をはじめ、日ごろ目にすることが少ないさまざまな生物を間近に観察できます。
これらの生物間のつながり、および環境との関連性を明らかにしていくことにより、生物の多様性が非常に複雑な相互関係で成り立っていることが理解できると思います。近年進行する地球温暖化に代表される環境変動が、沿岸生物群集の変化を通じて沿岸生態系にどのような変化を与えるかについて予測することにより、今後の人間活動を含めた野外生態系のあり方を考える機会になればよいと願っています。

概要

調査日程

2018年
6月2日 [日帰り]

募集人数

10名

調査地域

千葉県富津市富津干潟

ボランティアの役割

今回の調査では、アマモ被度調査(植生マッピング)に関連した作業を行います。 東京湾富津干潟に設けた調査区(100m×50m)において、出現する海草類(アマモ、コアマモ)および二枚貝類(ムラサキイガイ)の空間分布を測定します。調査範囲にメジャーを張って1mごとのメッシュに区切り、各メッシュに出現する種類を胴長をはいて徒歩で記録します。

研究者の紹介

仲岡 雅裕先生(なかおかまさひろ)
北海道大学 北方生物圏フィールド科学センター 厚岸臨海実験所 教授

ABOUT

研究分野は、海洋生態学、特に沿岸生態系の生物多様性の研究

山北 剛久先生(やまきた たけひさ)
独立行政法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)技術研究員

ABOUT

研究分野は空間生態学。沿岸や深海に生息する各種が分布する場所を推定し、重要な地形や海域を特定することや、アマモの時間変動と空間パターン形成について研究している。

注意事項

  • 調査開始10日前で定員に満たない場合は、開催を中止することがありますので、ご了承ください。
  • 申し込みされた方には中止が決定され次第、ご案内いたします。
  • アースウォッチの国内プログラム参加者はボランティア保険に加入します。