アースウォッチ・ジャパン 設立の趣旨


アースウォッチ・ジャパン 設立の趣旨

これまで地球上には、豊かな天然資源と生存に適した環境のもとで多様な動植物が適正に分布、繁殖を続けてきました。ところが近年になり人口が爆発的に増加した結果、天然資源の大量消費、化学物質の大量生産などによって、生態系の安定を脅かすような状況をもたらすに至りました。人類がこのまま飽くなき経済成長を求めて自然環境の破壊と資源の濫費を続けるならば、天然資源は遠からず枯渇し、脆弱な地球生命圏がさらに劣化するなど、自分たちの生存基盤を失ってしまう危険性があります。

このことに気づいた科学者たちは、地球上に起きている変化ならびに人類の文化遺産についての調査、研究を長年根気よく続けてきました。その探査地は地球のあらゆる地域に及んでおり、何れの調査研究も私たちの未来にとって重要かつ貴重なものばかりです。
しかし、このような野外調査にはかなりの費用と多くの人手を必要とします。そこで、調査研究費の一部の支援と研究を補佐するボランティアを動員することによって、これらの有意義な探査の継続と進展を助けることを目的に、1971年、アメリカのボストンに国際的NGO、アースウォッチ・インスティテュート (Earthwatch Institute) が創設されました。

アースウォッチ・インスティテュートの目的は、地球の生態系や自然環境の変化、人類の文化遺産の状況などに関心を持つ科学者と市民を動員し、人類の持続的未来に資する知識基盤の構築、ならびに天然資源と人類の文化遺産の保全を促進することにあり、アースウオッチ ・インスティチュートが支援する全ての野外調査は、外部の専門家による厳重な審査を経た特に優れた質の高い科学的な調査研究であり、その成果は広く科学界、教育界などの関連各界ならびに一般市民に知識、情報として提供されています。

私たちは、アースウォッチ・インスティテュート の活動に賛同し、日本のニーズや現状に従い、最も効果的に適合する方法で、日本国内において人類共通の問題解決に努力する科学者、研究者の探査研究プロジェクトへの支援と研究を補佐するボランティアを動員することを行うとともに、国際協力活動として海外プロジェクトへのボランティアの派遣などを目的として、「特定非営利活動法人アースウォッチ・ジャパン」を設立するに至りました。