向 雅生
福岡県
プログラムの成果
教師のリアルな体験が
子どもたちに感動を与える
プログラム参加後の変化を10名に聞きました。
帰国後の授業をきっかけに、生徒が自発的に国際理解サークルを立ち上げた、校内に環境委員会を設置した、
参加教員のネットワークで相互に出前授業を実施した、環境探究学研究会を立ち上げた、など
「花王・教員フェローシップ」プログラム参加の成果は 17年の間に多様な形で現れています。
体験を通して環境教育に対して抱いていた見方がさらに充実し、より自信をもって子どもたちと接することができるようになったり、
同僚の教員の方や保護者の方々にまで体験を話す機会を持った方も多かったようです。
さらには、この体験からご自身が環境教育をさらに研究したいとステップアップされた方々がいます。
みなさんが、「花王・教員フェローシップ」の貴重な体験を様々な形で、子どもたちや周りの方に伝えています。
プログラムに参加した方々のアンケートから、主に下記の3つの変化が生まれたことが分かりました。
10名の先生方に、これらの項目に基づいてお話を伺いました。
環境教育の視点・実践の変化(視点・実践の変化)
子どもたちや保護者・地域社会への影響(周囲への影響)
個人の環境教育への関与の深化(個人の深化)
岸本 直子
東京都
2019年コスタリカの水棲哺乳類調査に参加。環境教育で重要なのは自然が好きで、大切に思える人を育むこと。
長濱 和代
千葉県
2006年ケニア沿岸のマングローブ林調査に参加。地球環境問題への認識が深まり、大学院で森林資源管理と環境教育を...
堀江 優太
茨城県
2014年南アフリカのペンギン調査に参加。環境教育に関して捉える時間軸の幅が大きくなった。
井上 陽平
滋賀県
2013年ブラジルの野生生物とその回廊調査に参加。帰国後、国際的な課題に対する学習を続けている。
大谷 恵里
愛知県
2015年サウスカロライナの海面上昇調査に参加。現職で大学院に進学、学校の環境教育の充実に向け研究中。
岡本 真理
兵庫県
2012年バーネガット湾のキスイガメ調査に参加。色々なものを驚きと興味を持って見ることができた。
冨山 光太郎
北海道
2005年カナダでコククジラの回遊調査に参加。毎年、理科の先生方を対象に経験を交えて環境に関する話をしている。
中峯 敦子
鹿児島県
2011年 アリゾナのイモムシ調査に参加。2019年より鹿児島県立博物館にて学芸主事を務めている。
鈴木 眞由美
東京都