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Wildlife & Ecosystems

アラスカのラッコと海草

アラスカ南東部の重要な海草の生息地の健康を維持する上で、ラッコが担っている役割を解明してください。


The facts

調査の重要性

Why the research is important

The extinction and recovery of sea otters in Southeast Alaska provides a unique context in which to study the environmental impact of these top predators.

このアラスカ南東部におけるラッコ個体数の回復は、彼らが沿岸生態系に与える影響を理解する絶好の機会を与えてくれます。ラッコが極めて少ない海域と比較して、多くのラッコが生息している海域の海草を調査することで、研究者たちはラッコが彼らの環境に与える影響について、より詳細に観察することができます。

アラスカ南東部では、ラッコの個体数が過去数十年で急増するにしたがって、限られた食料資源をめぐる漁師とラッコの衝突も増えてきました。ラッコは一日に体重の30%に達する餌を消費する大食いの捕食者です。彼らはアメリカイチョウガニ、ウニ、アワビといった甲殻類を好んで食べますが、それらは漁業生活者にとっても重要な資源です。

Study South East Alaskan Sea Otters

Top predators such as sea otters may play a role in maintaining the health of seagrasses.

海洋哺乳動物保護法のもと、アラスカの原住民だけがラッコを狩猟の対象にすることができます。しかし過去4年間で、ラッコに対する狩猟圧は激化しました。2013年から2014年の間に、カリフォルニア沖に生息するラッコの全個体数に近い2,500頭のラッコが合法的に狩猟されましたが、これが個体数全体にどのような影響をもたらすのかは不明です。

アラスカ南東部の藻場の生息地にいるラッコの生態については、ほとんど判っていません。非常に重要な海草の生態系にラッコが与える影響について調査することで、研究者たちはラッコが生息環境の中で担う役割を実証することを目指しています。もしラッコがこの海域で海草に良い影響を及ぼしているなら、ラッコと海草の両方の保護が世界的に重要な事案になります。

調査地

Prince of Wales Island, Alaska, United States, North America & Arctic

フィールドの日課

Itinerary

This is a summary:

ACTIVITY LEVEL

VERY ACTIVE

研究者

MEET THE LEAD SCIENTIST

Ginny
Eckert
Professor, School of Fisheries and Ocean Sciences, University of Alaska Fairbanks

ABOUT Ginny Eckert

ジニー・エッカート博士は、2009年に人間の漁業とラッコの食料の重複関係を明らかにするため、ラッコの調査を始めました。博士の調査は、ラッコが海洋環境で担う役割について考察し続けてきました。博士は16年間アラスカ南東部で調査を継続し、海洋コミュニティ生態学の分野では第一人者になっています。

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宿泊施設と食事

Accommodations and Food