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Climate Change

マッケンジー山脈の気候変動

地球温暖化の影響が最も大きくなるのは北極圏だと研究者は予想しています。その影響とは、実際にはどのようなものなのでしょう?


The facts

調査の重要性

Why the research is important

Permafrost underlies 24% of Earth’s land surface and holds about 50% of the world’s terrestrial carbon (the carbon stored in soil and plants).

永久凍土層 ― 1年以上0℃以下の温度が続く地層 ― が、地球温暖化解明の決定的な手がかりを握っています。

マッケンジー山脈地域で得られた20年間のデータによれば、永久凍土層の年間平均温度は約1.25℃上昇しました。温度上昇と永久凍土の融解につれ、凍土の中に閉じ込められていた有機化合物の分解が始まり、二酸化炭素とメタンガスが発生します。これら温室効果ガスの放出が地球温暖化の影響を増幅します。北極の地形が変化すれば、現在ここに生息している植物や動物はその変化に適応できないかもしれません。

樹木限界線 ― これを超えると樹木が生育できない線 ― が、今回の調査のもうひとつの焦点です。気温が上昇すれば、より多くの樹木が、より北方でも育つようになり、ツンドラでも生育できるようになるかもしれません。これは樹木にとって良いことなのでは?いや、そう簡単ではありません。ツンドラではさらに厳しい気温と風にさらされるので、樹木が生き残り、子孫を残すのがより難しくなります。

Climate change researchers measuring permafrost in the Canadian Arctic

気候変動が、どれほどの規模と速さで北極圏に影響を与えているのかを突きとめてください

このような環境の転換は北極圏のすべての生物種の営みを変えてしまうでしょう。だからこそ、これらの土地と生物種がどのように関わっているのかを正確に理解しようと、現在、研究者たちは懸命に調査を進めているのです。長期にわたるデータ収集でしか、気候変動の影響の全体像を把握することはできません。北極圏の自然は極端な気象現象に対しては脆弱なため、季節ごとに大きな違いが生じる可能性があるのです。ボランティアは研究者と協力し、長期パターンを見つけ出し、世界中の人々にとって将来の不確実性を減らすのに役立つデータバンクを構築します。

調査地

Mackenzie Mountains, Northwest Territory, Canada, North America & Arctic

フィールドの日課

Itinerary

This is a summary:

研究者

MEET THE LEAD SCIENTIST

Steven
Mamet
Postdoctoral Fellow, University of Saskatchewan

ABOUT Steven Mamet

スティーブン・マメット氏は、これまで北方樹木限界線における樹木種の分布限界と、気候環境変化がどのように樹木限界線変動を方向付けるかの研究に焦点を絞ってきました。最近では、樹木限界線における分布限界をユーコン準州のウルフクリークの近くで計測し、サスカチュワン州の中部で水分傾斜に沿った気候の違いと森林回復力を評価しています。

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