プログラム検討委員会(サイエンスアドバイザリーコミッティー)


プログラム検討委員会(サイエンスアドバイザリーコミッティー)


プログラム検討委員会(サイエンス・アドバイザリー・コミッティー)は、アースウォッチ・ジャパン理事会の諮問機関として、野外調査プログラムの開発・審査・評価を行う組織です。

設立趣旨


    アースウォッチは、市民が自らの手で地球環境を守っていく社会づくりを目指して、これまで、環境問題について実証的な研究活動を行っている研究者の野外調査の現場に、一般市民をボランティアとして派遣する活動を行っています。

    地球環境の問題は、日々の人間活動によるものであり、私たちの生活に密接に結びついています。そのため問題の解決には、個々の市民が問題を認識し自らの責任において持続可能な社会へ転換していこうという動きを巻き起こしていく必要があります。しかし、具体的に何が起こっているのか、その将来はどうなるのか、何を行っていけばよいのかということを科学的に知る機会が少なく、市民の活動には十分につながっていないのが現状です。

    その一方で、環境問題は人間の社会活動と両立させながら対策を測っていく必要があります。このためには環境変動要因を明らかにし、それが将来どのように影響するかを予測しながら、対策を考えなければなりませんが、これには科学的な環境調査が不可欠です。しかし、環境変化は様々な要因が複雑に絡み合っているため、広い領域の環境を長期間にわたりモニタリングする必要があり、時間・資金・人手を要する地道なものです。

    このためアースウォッチは、研究者と市民とを結びつける仕組みをつくり、40年もの間活動を継続発展させてきました。アースウォッチ・ジャパン(以下「EWJ」といいます。)は、日本での活動を拡げるために、世界で行われている調査活動にボランティアを派遣するほか、国内の研究者とともに調査プロジェクトを積極的に開発し運営しています。(昨年度のボランティア人数: 海外25名、国内303名)

    プロジェクトの調査対象、研究内容はEWJにとって「顔」そのものであり、アメリカ、イギリス本部、オーストラリア支部の三大拠点においてはプログラム開発、更新にあたって組織内の専門の科学者(アメリカ、イギリス)、Science Advisory Committee(オーストラリア)によって厳格な審査がなされています。

    EWJにおいても、今後、国内プロジェクト開発を進めていくに当たっては、アースウォッチのミッションに沿うことを基本としながら、加えて日本の自然環境や、日本独特の自然と人とのつながりに目を向けたプロジェクトを開発するなど、その運営プログラムにしっかりとしたポリシーを保持していくことが重要と考えます。

    以上の観点から、EWJでは専門的な見地から理事会の諮問に応えるプログラム検討委員会を設立致します。

構成メンバー

議長
石田秀輝 東北大学名誉教授
(合)地球村研究室 代表社員
分野:バイオミミクリー、自然に学ぶテクノロジー
メンバー
丹治 富美子 詩人、作家
分野:源氏物語、五感、日本の自然観、自然との共生
中静 透 東北大学大学院生命科学研究科 教授
分野:森林生態・生物多様性・植物生態
田中 克 京都大学名誉教授、NPO法人森は海の恋人理事
分野:自然再生を目的とした森から海までのつながりの科学「森里海連環学」
八木 信行 東京大学大学院農学生命科学研究科 准教授
分野:農学国際専攻 国際水産開発学教室